
現在、トレー原料のプラスチックはそのほとんどが石油という 化石資源由来であり、使用後最終的に処理された後に大気中の炭酸ガス増加につながることが指摘されています。
その対策として、植物由来のプラスチックを利用することが試みられています。
代表的なものはポリ乳酸(PLA)ですが、固く脆く、ポリオレフィントレーの代替に使用するには
難がありました。
味の素株式会社と当社はポリブチレンサクシネート(PBS)で代替したトレーを開発いたしました。
このPBSは、従来、石油を原料としていましたが、近年になり、糖類を発酵することによって得られたコハク酸と、それを元とする1,4-ブタンジオール(1,4-BD)を重合させることによって
得られる植物原料品が開発されました。
この植物由来PBSを用いたトレーが2005年の味の素(株)ギフト商品の包装に採用され、社団法人日本有機資源協会が発行する「バイオマスマーク」を認証取得いたしました。